amazon& UTA

ジャーナル / 肌と成分 / はじめてのスキンケア

JOURNAL赤ちゃんに大人用の保湿剤を使ってもいい? 使う前に確かめる4つのこと

書いた人
駒木 綾乃
最終更新
確認日
(松永佳世子(国民生活センター『国民生活』2025年9月号)「化粧品を選ぶ前に知っておきたい知識 最終回 化粧品を安全に選ぶには」)

家にある大人用のクリームやローションを赤ちゃんに使ってよいか。大人用か赤ちゃん用かだけで決めず、成分表示を読み、二の腕の内側などで少量を試し、塗ったあとの肌を見ます。皮膚科医の解説と公的資料をもとに、使う前に確かめる4つの手順にまとめました。

この記事の内容

大人用か赤ちゃん用かより、「その子の肌に合うか」で決める

家にある大人用のクリームやローションを、赤ちゃんの肌に使ってよいのか。迷ったときは、パッケージの「大人用」「赤ちゃん用」の文字だけで決めず、次の4つを順に確かめてみてください。

赤ちゃんの肌は、水分をためるしくみも、出入りのしかたも、大人と違います。世田谷区の子育てQ&Aも、子どもの肌はバリア機能が未熟で、皮脂が少ないために乾燥しやすく傷つきやすいと説明しています[2]。水分をためて動かすしくみが大人に近づくのは、生後1年を過ぎてからと考えられています[3]。だからこそ、使うものは少し慎重に選びたいところです。肌の違いは「赤ちゃんの肌は大人とどう違う?」にまとめています。

① 成分表示を読む

皮膚科医の松永佳世子さん(国民生活センター『国民生活』)は、化粧品で肌に起こるトラブルの要因を、成分(香料、防腐剤、界面活性剤など)、個人側(アトピー、乾燥肌、体質など)、使い方(多量使用、擦り込み、重ね塗りなど)に分けて示しています[1]。

日本では、化粧品の成分表示が薬機法で義務づけられており、全成分を確認できます。ただし、成分の一覧から「どの成分が危険か」を判断するのは、一般の人には難しいとも書かれています[1]。赤ちゃんやご家族にアレルギーがあるときは、その原因になる成分が入っていないかを、先に確かめてください。

② 少量を、目立たないところで試す

同じ解説では、初めて使う化粧品や、顔や広い範囲に塗る製品は、二の腕の内側など目立たない場所で小面積の「試し塗り」をしてから使うようすすめています[1]。

  • 試すのは、二の腕の内側など、目立たない場所
  • 塗ったあとの赤み、かゆみ、ぶつぶつ(丘疹)がないかを見る[1]
  • 少しでも異変を感じたら、使うのをやめる

肘の内側などに5cm四方ほど、1日2回、1〜3週間塗って様子を見る方法も紹介されています[1]。この解説は化粧品全般について書かれたものです。赤ちゃんに試すときの手順は、「保湿剤のパッチテストのやり方」を見てください。

窓辺で、無地の白いボトルの裏を見る大人の手

③ 量と塗り方を守る

使う量も、肌のトラブルの要因のひとつにあげられています[1]。環境再生保全機構の資料では、保湿剤は、大人の人さし指の第一関節分(約0.5g)が、大人の両手のひらの面積に塗る量の目安で、すり込むのではなく、肌の上にのせるように塗るとしています[4]。

  • 入浴後、水分をふき取ったらすぐに塗る[4]
  • すり込まず、手のひらでやさしく広げる
  • 量の考え方は「保湿剤の量の目安」にあります

④ 形と、季節に合うかを見る

保湿剤には、ローション、クリーム、軟膏があり、季節や肌の様子、塗る場所で使い分けます。どの形にするかは、広い範囲に塗るか、乾燥しやすい場所に塗るかでも変わります。違いは「赤ちゃんの保湿剤の種類」で見られます。

日本アレルギー学会は、洗うことと保湿することが、肌の健康を保つ鍵だとしています[5]。毎日続けやすいものを選ぶのが、いちばん大事です。

大人の手が、タオルで赤ちゃんの腕をふく

使って赤みやかゆみが出たら

使うのをやめて、皮膚科や小児科で相談してください。皮膚科医の解説でも、少しでも異変を感じたら使用を中止し、疑問や不安があれば皮膚科専門医に相談するようすすめています[1]。相談のときは、使った製品の名前と成分表示(箱やボトルの写真)、使い始めた日、いつから赤くなったかを伝えると伝わります。

家族で使えるものを選ぶ

大人と赤ちゃんで、別々の保湿剤をそろえるのも手間です。&UTA のミルクローションは、新生児から大人まで、家族みんなで使えます。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合し、肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。顔にも、からだにも使えます。ボディソープも、新生児から大人まで、家族みんなで使えます。つくった理由は、ストーリーに書いています。

よくある質問

大人用の保湿剤を、赤ちゃんの顔に使ってもいい?

皮膚科医の解説では、初めて使う化粧品や、顔や広い範囲に塗る製品は、先に二の腕の内側など目立たない場所で少量を試すようすすめています。成分表示を見て、赤みやかゆみが出ないかを確かめてから使ってください。

試して赤みが出たら、どうする?

すぐに使うのをやめて、皮膚科や小児科に相談してください。皮膚科医の解説では、少しでも異変を感じたら使用を中止し、疑問や不安があれば皮膚科専門医に相談するようすすめています。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. 松永佳世子(国民生活センター『国民生活』2025年9月号)(2025)化粧品を選ぶ前に知っておきたい知識 最終回 化粧品を安全に選ぶには
  2. 世田谷区(—)季節の変わり目などに、肌がかさかさします。どうしたらよいのでしょうか?(子育てQ&A)
  3. Nikolovski J ほか(2008)Barrier function and water-holding and transport properties of infant stratum corneum are different from adult and continue to develop through the first year of life(Journal of Investigative Dermatology 128(7):1728-1736)
  4. 環境再生保全機構(2018)すこやかライフ No.52 医療トピックス「アトピー性皮膚炎のスキンケア」2.保湿剤を適量塗る
  5. 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A