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JOURNAL赤ちゃんの保湿剤の種類:ローション・クリーム・軟膏、どう違う?

書いた人
駒木 綾乃
最終更新
確認日
(環境再生保全機構「子どものアトピー性皮膚炎のスキンケアを見直そう!②(スキンケアQ&A)」)

赤ちゃんの保湿剤は、形でローション、クリーム、軟膏(ワセリン)に分かれます。選ぶときの基準、べたつき、のびのよさ、水分を逃がさない力など、それぞれの特徴と向いている季節や場所、夏と冬の使い分けの例を、環境再生保全機構や病院の資料をもとにまとめました。

この記事の内容

赤ちゃんの保湿剤の種類は、形で見ると3つ

赤ちゃんの保湿剤は、成分より前に、まず形で選べます。環境再生保全機構の資料は、ローション、クリーム、軟膏の3つに分けて、それぞれの特徴を紹介しています[1]。

形 特徴 使いやすい場面
ローション べたつきがなく、広い範囲に使える 汗をかきやすい夏、頭皮
クリーム 水性でのびがよく、塗ったあとはさらっとする 広い範囲
軟膏 油性で水をはじく。皮膚を保護して、水分が逃げるのをふせぐ 乾燥しやすい冬

選ぶときの基準は、皮膚の状態、季節、用途です[1]。どれがよいかは、ひとつに決まっていません。

ローション:さらっとして、広い範囲に

ローションは、べたつかず、広い範囲に使えます[1]。赤ちゃんの背中やおなかのように広いところに向きます。頭皮にも使いやすい形です[1]。

ローションには、スプレーのタイプと、泡で出るフォームのタイプもあります。スプレーは背中など広いところに、フォームはのばしやすいとされています[1]。

塗り方は、手を清潔にして、ローションを手にとり、塗るところにとびとびにつけてから、手のひらでやさしくのばします。皮膚のしわに沿って塗ると、むらが出にくくなります[2]。

フードつきのタオルにくるまれて、ひざの上に座る赤ちゃん

クリーム:のびがよく、塗ったあとはさらっと

クリームは水性で、のびがよく、塗ったあとはさらっとします[1]。広い範囲に塗りやすい形です[1]。

都立北療育医療センターの薬剤科の資料では、使う季節の好みとして、暑い夏はローション、春と秋はクリーム、乾燥する冬はワセリンが好まれる、と書いてあります。あわせて、部屋の温度や湿度、使う人の状態で使い分けるように、とも書いています[2]。

軟膏・ワセリン:油の膜で覆う

軟膏は油性で、水をはじきます。皮膚を保護して、水分が蒸発するのをふせぎます[1]。乾燥しやすい冬に使いやすい形です[1]。

ワセリンは、皮膚の表面を膜で覆って、水分の蒸発をふせぎ、角質をやわらかく保ちます[2]。

ワセリンは、寒い時期にかたくなります。手のひらでやわらかくしてから塗ります。量が多いとべたつくので、むらなく、ちょうどよい量で塗ります[2]。

病院の小児科の資料には、ワセリンは厳密には「保護剤」にあたり、保湿の成分を含む保湿剤のほうが保湿の効果は高いとされている、という説明もあります[3]。ワセリンと保湿剤の使い分けは、かかりつけの医師にも聞いてみてください。

季節と場所で使い分ける

環境再生保全機構の資料は、使い分けの例を2つ挙げています[1]。

  • 夏はローション、冬はクリームや軟膏
  • 朝はローション、夜はクリームや軟膏

汗をかきやすい日は、さらっとしたものを。乾燥が気になる日は、油分のあるものを。同じ形ひとつで1年をすごす必要はありません。日々の肌の様子を見ながら、変えてかまいません。

量の目安は「保湿剤の量の目安:指の関節ひとつ分とは」に、全体の流れは「赤ちゃんの保湿のやり方まとめ」にまとめています。

朝の光の中、リネンのベッドに座って窓を見る赤ちゃん

はじめて使う形は、少しだけ試してから

新しい保湿剤を使うときは、まず試し塗りをして、異常がないかを確かめます。使っているあいだに皮膚が赤くなったり、かゆがったりしたら、すぐに使うのをやめて、医師に相談します[1]。

試し方の手順は「保湿剤のパッチテストのやり方」にあります。

&UTA のミルクローションは、ローションの仲間です。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合し、肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。顔にも、からだにも、生まれてすぐから使えます。選んだ理由は、ストーリーに書いています。

よくある質問

ローションとクリームは、どちらがいい?

環境再生保全機構の資料では、ローションはべたつかず広い範囲に、クリームはのびがよく、塗ったあとはさらっとして広い範囲に使いやすい、としています。皮膚の状態、季節、使う場所で選びます。

夏と冬で保湿剤を変えたほうがいい?

使い分けの例として、夏はローション、冬はクリームや軟膏にする方法や、朝はローション、夜はクリームや軟膏にする方法が紹介されています。肌の様子に合わせて変えてかまいません。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. 環境再生保全機構(2023)WEB版すこやかライフ 子どものアトピー性皮膚炎のスキンケアを見直そう!②(アトピー性皮膚炎のスキンケアQ&A)
  2. 東京都立北療育医療センター 薬剤検査科(2017)保湿剤(軟膏・クリーム、ローション)の使い方(2017.2版)
  3. 相模原協同病院 小児科アレルギーグループ(2021)あかちゃんにオススメ! 保湿ケアのお話