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JOURNAL赤ちゃんの唇・口まわりが荒れるとき:よだれ・食べ物との関係と、毎日の拭き方
- 書いた人
- 駒木 綾乃
- 最終更新

赤ちゃんの唇や口まわりのカサカサ、赤みは、よだれや食べ物の汚れが続くと出やすくなります。やわらかいコットンで押さえるように拭き、汚れが強いときはぬるま湯で流し、水気をとって薄く保湿。原因と毎日の拭き方、小児科や皮膚科に相談する目安をまとめました。
この記事の内容
口まわりは、赤ちゃんの肌のなかでも荒れやすい場所
赤ちゃんの唇や口のまわりが、カサカサしたり、赤くなったりすることがあります。毎日、よだれや母乳・ミルク、離乳食がつく場所だからです。
相模原協同病院の病児保育室の資料は、よだれかぶれの主な原因を、赤ちゃんの皮膚が大人よりも薄く乾燥しやすく、わずかな刺激でも肌に負担がかかりやすいこととしています[1]。そこに、口を閉じたり唾液を飲み込んだりが上手にできないことで、唾液に含まれる消化酵素が刺激になります。よだれが垂れたままだったり、食べ物がついたままだったりすることも、肌には刺激です[1]。
よだれが増える時期と、離乳食のはじまり
資料によると、唾液腺が発達するのは生後4〜5か月ごろで、生後5〜6か月ごろに唾液の量がぐんと増えます[1]。国の母子健康手帳の案内では、なめらかにすりつぶした食物を与えはじめるのは、5〜6か月ごろが適当とされています[3]。この時期は、よだれと食べ物の両方で、口のまわりが汚れやすくなります。
なお、よだれは、消化を助ける酵素を含み、口の中を清潔にしたり、乾燥を防いだりする働きもあります。個人差はありますが、2歳を過ぎると自然に少なくなると書かれています[1]。同じ資料は、赤ちゃんがよだれを垂らすのはごく自然なことだとしています。
毎日の拭き方:4つのコツ
病院の資料にある、よだれかぶれの対策を、順番にまとめます[1]。
- やわらかいコットンで、押さえるように拭く。
こするように拭くと刺激になります。口のまわりが汚れているときは、軽く湿らせたコットンでそっと拭き、そのあとガーゼで押さえて水気をとります - スタイをこまめに替える。
寝ているときにスタイをつけたままにすると、こすれて悪化することがあるので外します - 汚れがひどいときは、ぬるま湯か水で流す。
温水は、必要な皮脂まで奪ってしまうことがあります。指の腹で、やさしく洗い流します - 拭いたあとは、水気をとって、保湿する。
ガーゼで水気を押さえてから、保湿クリームを薄く塗ります
アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインにも、唾液や汗は、洗い流すか、ぬらした柔らかいガーゼなどで拭き取るようにと書かれています[2]。

洗う・保湿する
東京都こども医療ガイドは、入浴後、とくに冬の乾燥した時期は皮膚がカサカサすることがあるので、よくふいたあと、できるだけ間をあけずに、乾燥を防ぐためのクリームやローションを、全身、とくに荒れやすい部分にたっぷり塗るとしています[4]。世田谷区のQ&Aも、朝の洗顔後や食後、入浴後に保湿剤を上手に使うようすすめています[5]。
- 食後にも、拭いたあとに保湿を重ねる
- 保湿剤は、季節や肌の様子に合わせて選ぶ(「赤ちゃんの保湿剤の種類」)
- 量の目安は「保湿剤の量の目安」
- 全体の流れは「赤ちゃんの保湿のやり方まとめ」
病院に相談する目安
次のようなときは、小児科か皮膚科で相談してください。
- かゆみや赤みが強い、じゅくじゅくしている。世田谷区のQ&Aは、そのようなときは皮膚科を受診するよう案内しています[5]。
- 顔や胸に、じくじく・カサカサした発疹が出ている。東京都こども医療ガイドの発疹の一覧では、乳児湿疹の特徴として挙げられています[6]。
- よくならない、くり返す。東京都こども医療ガイドも、よくならないときは医師に相談するようにとしています[7]。
- よだれが急に増えた。のどの痛みや、口の中の発疹、口内炎がないか、口の中を見てみる[1]
- 食べ物との関係が気になる。東京都こども医療ガイドは、自己判断で食べ物をやめず、かならず医師に相談してからにするよう案内しています[7]。
受診のときは、いつから、どこが荒れているか、何を食べたあとか、写真を見せると伝わります。

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よくある質問
赤ちゃんの口のまわりが赤くなるのは、よだれのせい?
よだれに含まれる消化酵素が刺激になったり、よだれや食べ物がついたままになったりすると、口のまわりがかぶれることがあります。病院の資料では、やわらかいコットンで押さえるように拭くことなどが勧められています。
よだれが急に増えたら、どうしたらいい?
病院の資料では、飲み込む力が未発達なほかに理由があるかもしれないとして、のどの痛みや、口の中の発疹、口内炎がないか、口の中をチェックするよう案内しています。気になるときは小児科へ。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 相模原協同病院 病児保育室(2023)みどりっこだより vol.42「赤ちゃんのよだれについて」
- 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(日本皮膚科学会雑誌 134(11))
- こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(2025)乳幼児期の栄養
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド スキンケアのコツ-解説-
- 世田谷区(—)季節の変わり目などに、肌がかさかさします。どうしたらよいのでしょうか?(子育てQ&A)
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド 発疹が出た-解説-
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド アトピー性皮膚炎-解説-
