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JOURNAL沐浴のお湯は何度? 入っている時間と、湯温計の使い方

書いた人
駒木 綾乃
最終更新

沐浴のお湯は、消費者庁が大人より少しぬるめの38〜40℃を目安とし、手の感覚だけでなく湯温計で測るよう案内しています。時間は10分以内が目安で、部屋は20℃以下にならないように。国と自治体の数字を表で見比べて、1か月を過ぎてからの入浴までまとめました。

この記事の内容

沐浴のお湯は大人より少しぬるめの38〜40℃

沐浴のお湯の温度について、消費者庁は「大人の入浴温度より少しぬるめの38°C~40°Cが目安」と案内しています[1]。あわせて、「手の感覚だけではなく、湯温計を使って計りましょう」としています[1]。東京都こども医療ガイドも、お湯は大人より少しぬるめを目安にするとしています[2]。

自治体の資料には季節で少し変える数字が載っています。

出典 お湯の温度 時間 部屋の温度
消費者庁 38〜40℃ — —
東京都こども医療ガイド 大人より少しぬるめ 10分以内 —
文京区 夏38〜39度、冬40〜41度 着替えを含めて10分程度 18〜23度
墨田区 夏38℃、冬40℃ 5〜10分 20℃以上

数字の出どころは消費者庁[1]、東京都[2]、文京区[3]、墨田区[4]です。夏は低め、冬は高めの幅で示している自治体が多く、どれも38〜41℃の範囲です。

湯温計で測る

湯温計はベビーバスの準備物のひとつです。文京区の資料も「必ず湯温計で測りましょう」としています[3]。

  • お湯を入れたら、最後に湯温計で測る
  • 足し湯をしたら、もう一度測る
  • 沐浴中も赤ちゃんから目を離さない。消費者庁は「手の届く範囲で、赤ちゃんから目を離さないように」としています[1]。

ベビーバスの湯に手を入れて温度をたしかめる母親と、タオルにくるまれた赤ちゃん

入っている時間は10分前後

東京都こども医療ガイドは「10分以内で入れてあげる方が負担がかかりません」としています[2]。墨田区の資料は、赤ちゃんの入浴は体を温めたりリラックスしたりするというより、肌を清潔にすることが目的で、5〜10分くらいで切りあげるようすすめています[4]。文京区は授乳直後と空腹時を避けて、服の着せ替えも含めて10分程度としています[3]。

時間を短くするには、準備が大切です。タオルや着替え、保湿剤を手の届くところに広げてから、お湯に入れます。手順は「沐浴の手順」にあります。

部屋の温度と洗ったあと

お風呂の前後は部屋の温度も大切です。国の母子健康手帳の案内では、赤ちゃんは自分で体温を調節することがうまくできないので、部屋の温度はなるべく20℃以下にならないようにとしています[6]。墨田区は20℃以上[4]、文京区は18〜23度を示しています[3]。

洗ったあとはすぐにバスタオルでくるみ、ふいたら時間をあけずに保湿します。アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインも、入浴後は速やかに保湿剤を塗ることが望ましいとしています[5]。

湯温の幅:ガイドラインの数字

アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインは、入浴の湯の温度を、皮膚のバリア機能の回復に向く38〜40℃としています。42℃以上のお湯は、皮脂や天然保湿因子が溶け出すこと、かゆみが起こることから、すすめられないと書かれています[5]。赤ちゃんの沐浴の目安と、ほぼ同じ範囲です。

1か月を過ぎたら

東京都こども医療ガイドでは、生後1か月ごろまではベビーバスが原則で、1か月を過ぎたら大人と一緒のお風呂でかまいません。お湯は毎日替えます[2]。墨田区の資料も同じ内容を書いています[4]。

1か月を過ぎたあとも、お湯は湯温計で測ると安心です。上の38〜40℃がひとつの目安になります。

長袖の服を着て、ソファで父親のひざにすわり顔を見上げる赤ちゃん

お風呂のあとにうるおす

日本アレルギー学会は肌をきれいに保つことと、しっかり保湿することが、肌の健康を保つ鍵だとしています[7]。

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よくある質問

沐浴のお湯は、何度がいい?

消費者庁は、大人の入浴温度より少しぬるめの38〜40℃を目安としています。文京区は夏38〜39度・冬40〜41度、墨田区は夏38℃・冬40℃を示しています。手の感覚だけでなく、湯温計で測ってください。

沐浴は何分ぐらい?

東京都こども医療ガイドは10分以内、文京区は着替えを含めて10分程度、墨田区は5〜10分ほどを目安としています。長湯にならないよう、赤ちゃんの負担を考えて切りあげます。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. 消費者庁(2024)子どもを事故から守る!事故防止ポイント Vol.646 ベビーバス使用時の事故にご注意を!
  2. 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド 沐浴のしかた-解説-
  3. 文京区(—)沐浴の資料(両親学級)
  4. 墨田区(2020)赤ちゃんの入浴(出産準備クラス資料)
  5. 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(日本皮膚科学会雑誌 134(11))
  6. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(2025)新生児(生後約4週間までの赤ちゃん)
  7. 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A