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JOURNAL新生児のスキンケアはいつから? 沐浴と保湿のやり方・順番

書いた人
駒木 綾乃
最終更新

新生児のスキンケアは、退院したその日からの毎日の沐浴が基本です。お湯は38〜40℃を湯温計で測り、10分ほどで。低刺激の石けんをよく泡立てて洗い、よくすすいで、ふいたら保湿します。国や自治体が公開している目安をもとに、順番どおりにまとめました。

この記事の内容

新生児のスキンケアは、退院した日から

新生児のスキンケアの基本は、毎日の沐浴(お風呂)で肌を清潔にすることと、洗ったあとの保湿です。国の母子健康手帳の案内でも、新生児の時期は「毎日、皮膚を清潔に保つケアをしましょう」とされています[2]。

赤ちゃんは汗や皮脂が多く、首やわきなど肌が重なるところに汚れがたまりやすいので、1日1回の沐浴がすすめられています[4]。

沐浴の前に用意するもの

自治体の両親学級の資料には、だいたい次のものが並んでいます[4][5]。

  • ベビーバスと洗面器(かけ湯・顔を洗う用)
  • 湯温計
  • ベビー用の石けん
  • ガーゼ(顔用と体用)、沐浴布
  • バスタオル、着替え、おむつ(バスタオルの下に、着替えを広げて重ねておくと早い)
  • 保湿剤

部屋はあたためておきます。目安は20℃以上で[5]、冬はもう少し高めにする自治体もあります。タオルや着替えは、始める前に手の届くところへ。沐浴のあいだは、赤ちゃんから目を離さないのがいちばん大事です[1]。

お湯の温度と時間

  • お湯は38〜40℃が目安。
    大人の入浴より少しぬるめです。手の感覚だけでなく、湯温計で測ります[1]
  • 夏は少しぬるめ、冬は少し高めにする自治体もあります(夏38〜39℃・冬40〜41℃など)[4][6]
  • 時間は、着替えも入れて10分ほど。
    長く入れると赤ちゃんの負担になります[3][4]
  • 授乳のすぐあとと、おなかがすいているときは避けます[4][6]
  • ベビーバスを浴槽のふたの上で使うのはやめます[1]

ベビーバスとたたんだタオル、湯温計を並べた沐浴の準備

洗い方の順番

自治体の資料をもとにした、ふつうの順番です[4][5][6]。

  1. 沐浴布をかけて、足からゆっくりお湯に入れる
  2. 顔:お湯でしぼったガーゼでふく。1回ふくごとに、ガーゼの面を変える
  3. 頭:ガーゼでぬらしてから、石けんをつけて洗い、よく流す
  4. 首・わき・手・足:肌が重なるところは汚れがたまりやすいので、指でしわを広げて洗う。にぎっている手も開いて洗う
  5. おなか・背中・おしり:背中は、ひっくり返さずに洗ってもかまいません[5]
  6. 最後にかけ湯をして、すぐにバスタオルでくるむ

石けんは、よく泡立てて、手でやさしく洗います。こすらず、石けんが残らないようによく流すのがポイントです[6][7]。

お湯に入れるだけで洗える「沐浴剤」もありますが、学会のガイドラインは、湿疹をよくする目的での沐浴剤の使用はすすめていません[8]。

保湿は、ふいたらすぐ

体をふいたら、そのあとに保湿します[4]。日本アレルギー学会も、肌をきれいにすることと、しっかり保湿することが、肌の健康を保つ鍵だとしています[7]。

  • タオルは押さえるようにふく。こすらない
  • 保湿剤は、季節や肌の様子に合わせて選ぶ[5]
  • ふいてから時間をあけずに塗る

赤ちゃんの肌がなぜ保湿を必要とするのかは「赤ちゃんの保湿はなぜ必要?」にまとめています。

大人の手が、タオルで赤ちゃんの足を押さえるようにふく

沐浴を休むとき

熱があるとき(37.5℃以上など)、機嫌が悪く元気がないとき、下痢や吐くことがひどいときは、沐浴を休みます。そのかわりに、顔、首すじ、耳のうしろ、わきの下、おしりを、お湯でしぼったガーゼでふきます[5][6]。

湿疹やあせもなど、気になる肌の様子があるときは「あせもと乳児湿疹の見分け方」も読んでみてください。肌の様子が続くとき、気になるときは、小児科や皮膚科で相談してください。

&UTA が、洗うと保湿を2つにした理由

&UTA のスキンケアは、ボディソープとミルクローションの2つだけです。毎日の沐浴でやることは「洗う」と「うるおす」の2つ。新生児の時期は、それで足りると考えています。どちらも生まれてすぐから、家族みんなで使えます。

よくある質問

沐浴は1日何回?

1日1回が目安です。東京都の案内では、体調が悪いときなどを除いて毎日入れるとしています。熱があるとき、機嫌が悪く元気がないとき、下痢のときなどは休み、顔や首すじ、わきの下、おしりなどをお湯でしぼったガーゼでふきます。

ベビーバスはいつまで?

自治体の案内では、生後1か月ごろまでをベビーバスとしているところが多く、そのあとは大人と同じお風呂に入れます。お湯は毎日新しくします。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. 消費者庁(2024)子どもを事故から守る!事故防止ポイント Vol.646 ベビーバス使用時の事故にご注意を!
  2. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(2025)新生児(生後約4週間までの赤ちゃん)
  3. 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド 沐浴のしかた-解説-
  4. 文京区(—)沐浴の資料(両親学級)
  5. 墨田区(—)赤ちゃんの入浴(出産準備クラス資料)
  6. 山形市母子保健課(2020)おふろの入れ方
  7. 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A
  8. 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(CQ35)