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JOURNAL赤ちゃんの保湿はなぜ必要? 大人とちがう肌のしくみと、保湿のしかた

書いた人
駒木 綾乃
最終更新

赤ちゃんの肌は、大人より角層がおよそ3割うすく、水分が出入りしやすい状態が1歳ごろまで続きます。だから、お風呂のあとの保湿がだいじです。研究でわかった赤ちゃんの肌の特徴と、毎日の保湿のしかたをまとめました。

この記事の内容

赤ちゃんの肌は、大人よりうすい

赤ちゃんの肌は、見た目はなめらかでも、つくりが大人とちがいます。

生後3〜24か月の赤ちゃん20人と、その母親の肌をくらべたところ、赤ちゃんの角層(肌のいちばん外側の層)は大人より約30%うすく、表皮も約20%うすいことがわかりました[1]。角層の細胞も大人より小さく、肌が入れかわる速さが速いと考えられています[1]。

水分が出入りしやすい状態が、1歳ごろまで続く

同じ研究グループは、赤ちゃんの肌の水分も調べています[2]。

  • 赤ちゃんの角層は、大人より水分を多くふくんでいる
  • 一方で、肌から逃げていく水分の量も多く、水分が出入りしやすい
  • 肌がもともと持っている「うるおいを保つ成分(天然保湿因子)」は、大人より少ない
  • 水分をためて動かすしくみが大人と同じようになるのは、1歳を過ぎてから

生まれてすぐの肌は、見た目は整っていても、うるおいを保つ力はまだ育っている途中です[2]。だから、生まれてから1年は、とくに保湿を習慣にしたい時期です。

フードつきのタオルにくるまれて、ひざの上に座る赤ちゃん

保湿のタイミングは、お風呂のあと

日本アレルギー学会は、肌をきれいに保つことと、しっかり保湿することが、肌の健康を保つ鍵だとしています。入浴のあとは、すぐに保湿をします[3]。

  1. お風呂でやさしく洗い、石けんが残らないようによく流す[3]
  2. タオルで、こすらずに押さえるようにふく
  3. ふいたら、時間をあけずに保湿する[4]

保湿剤の選び方・塗り方

  • 肌の様子や季節に合わせて選ぶ。
    自治体の両親学級の資料でも、肌の状態・季節・塗るところに合わせて選ぶようすすめています[5]
  • 手のひらでやさしく広げる。
    すりこまず、肌の上にのせて広げるように
  • 顔もからだも。
    ほお、口のまわり、首、ひじやひざの内側など、全身に

保湿は、化粧品として国が認めている働きの「皮膚にうるおいを与える」「皮膚の乾燥を防ぐ」にあたります[6]。毎日の習慣として、続けやすいものを選ぶのがいちばんです。

朝の光の中、リネンのベッドに座って窓を見る赤ちゃん

肌の菌のことも、いっしょに

赤ちゃんの肌には、生まれてすぐから常在菌がすみはじめ、1年かけて育っていきます。肌のうるおいと、肌にすむ菌のこと。くわしくは「赤ちゃんの肌の常在菌は、生まれてから1年かけて育つ」にまとめています。

&UTA のミルクローションは、弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合しています。肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。顔にも、からだにも、生まれてすぐから使えます。

よくある質問

保湿剤は、ローションとクリームのどちらがいい?

自治体の資料では、肌の様子や季節、塗るところに合わせて選ぶようすすめています。のびがよく広い範囲に塗りやすいものと、こってりして乾燥しやすいところに向くものを、使い分けてもかまいません。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. Stamatas GN ほか(2010)Infant skin microstructure assessed in vivo differs from adult skin in organization and at the cellular level(Pediatric Dermatology)
  2. Nikolovski J ほか(2008)Barrier function and water-holding and transport properties of infant stratum corneum are different from adult and continue to develop through the first year of life(Journal of Investigative Dermatology)
  3. 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A
  4. 文京区(—)沐浴の資料(両親学級)
  5. 茅ヶ崎市(—)助産師・保健師がおススメする出産準備グッズ
  6. 厚生労働省(2011)化粧品の効能の範囲の改正について(薬食発0721第1号)