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JOURNALあせも(汗疹)とは? 赤ちゃんの見分け方と、汗をかく季節の過ごし方

書いた人
駒木 綾乃
最終更新
確認日
(岡山大学病院 薬剤部「薬の窓口 No.328(あせも)」)

あせもは、汗の出口がつまって、汗が皮膚の中にたまってできる小さなブツブツです。赤いあせもと白いあせもの見た目、できやすい理由、汗をかく季節の服・部屋・お風呂の過ごし方、受診の目安、医師に聞くことを、公開されている資料をもとに、順にまとめました。

この記事の内容

あせもとは? 汗の出口がつまってできるブツブツ

あせもは、汗疹ともよばれ、汗をたくさんかいたあとにできやすい吹き出物です[1]。汗を出す管がつまり、汗が皮膚の中にたまることで起こります[1]。日本皮膚科学会などのガイドラインにも、汗の管がふさがって赤い小さなブツブツが多くできる病気で、乳幼児や汗の多い人に出やすいとあります[6]。

函館市の資料は、汗が多すぎて汗の出口がつまることが原因で、汗をかきやすい部分や汗のたまりやすい部分に、赤や白の細かいブツブツができ、チクチクしたかゆみが出ると書いています[2]。

あせもの見た目:赤いあせもと、白いあせも

岡山大学病院の資料は、あせもを汗がたまる場所の深さで、3つに分けています[1]。資料にある3つのうち、まず2つです。

  • 赤いあせも(紅色汗疹)。
    かゆみのある、小さな赤いブツブツ。乳児に出やすく、あせもの症状のほとんどはこれ[1]
  • 白いあせも(水晶様汗疹)。
    白っぽい小さな水ぶくれがたくさんできる。かゆみなどはなく、数日のうちに自然に治る[1]

3つめの「深在性汗疹」は、皮膚が丘のように盛り上がり、汗が体の外へ出にくくなるタイプで、広い範囲に出ると体温を調節しにくくなり、熱中症を起こすことがあると資料にあります[1]。気になる広がり方のときは、医師に診てもらいます。

あせもと乳児湿疹の見分け方は、別の記事にまとめました。「あせもと乳児湿疹の違いは?」へ。

赤ちゃんに、あせもができやすい理由

汗をつくる汗腺の数は、大人も子どももほぼ同じです。子どもは体が小さいので、小さな面積に汗腺が集まっていて、たくさん汗をかきます[1]。皮膚のバリア機能もまだ育ちきっておらず、汗をかいたあとに放っておくと、あせもなどの皮膚トラブルになりやすい、と岡山大学病院の資料にあります[1]。

中津川市の資料は、お腹の中で守られていた赤ちゃんは、汗腺の開け閉めがまだ十分にできないこと、体温を調節している太い血管のある部分(首・脇・肘や膝の内側)に汗をかくこと、汗腺が完成するのは3歳ごろであることをあげています[4]。

どこにできやすいかは「あせもができやすい場所:首・わき・背中・おむつの中」にあります。

窓辺のやわらかい光のなかで、半そでの綿のロンパースを着て座る赤ちゃん

汗をかく季節の過ごし方

あせもの予防は、肌を清潔に保つことが基本だと、岡山大学病院の資料にあります[1]。過ごし方は、次の5つです[1][2][3][4]。

  • 部屋を涼しく。
    エアコンや扇風機で、涼しい環境にする。ただし直接、風が当たらないように。温度は下げすぎない(函館市・中津川市の資料)。[2][4]
  • 汗をかいたら、すぐふく・着替える。
    こまめに汗をふく。着替えるか、シャワーで流す。ふくときは、こすらない(函館市・中津川市の資料)。[2][4]
  • 汗を吸う服にする。
    綿など、汗を吸って風を通す肌着や服を選ぶ。脇の下をカバーできるTシャツ型の肌着がよい、と中津川市の資料にある[4]
  • 着せすぎない。
    汗ばまない程度の薄着がよい。えり首に手を入れて、汗ばんでいないか確かめる。生後1か月までは大人より1枚多く、2〜3か月ごろは大人と同じくらい、4か月ごろからは大人より1枚少なめが、大阪市の冊子のめやす。[5]
  • 爪を短く切る。
    かいても傷ができにくいように、爪を短くしておく(岡山大学病院・大田区の資料)。[1][3]

中津川市の資料は、脇の下に汗をかいていたら、暑いサインだとも書いています[4]。

ほうっておくと、とびひになることも

あせもをかいて傷になり、そこに細菌が入ると、「とびひ」(伝染性膿痂疹)になることがあります[3][4]。大田区の資料は、とびひは、虫刺されやあせもをかいてできた傷に細菌が感染して、ジクジクしてくるもので、触った手で別の場所を触ると、広がると説明しています[3]。また、岡山大学病院の資料は、汗を大量にかく状態が続くと、あせもが湿疹になったり、かくことで細菌感染が起こって、とびひに進むことがあるとしています[1]。

だから、かゆがっているときは、早めに汗を流して、爪を短くしておきます[3][1]。

受診の目安

受診を考える目安は、資料によって書き方がちがいます[3]。

  • 大田区の資料:
    かゆみが強いとき、発疹が増えてきたとき(受診をする[3])
  • 中津川市の資料:
    皮膚がこわれたように腫れて、表面がでこぼこしているとき。ジュクジュクと汁が出るとき(早めの対処が大切、とも書かれている[4])
  • 岡山大学病院の資料:
    症状が重いとき、なかなか治らないときは、皮膚科を受診する[1]
  • 函館市の資料:
    赤みがなかなか引かないときは、皮膚科を受診する[2]

とびひになったら、大田区の資料は、受診するとしています[3]。発熱、発疹が増える、水ぶくれができる、といったときです。

夏の部屋で、綿のふとんの上に眠る赤ちゃん

医師に聞くこと

  • いつから、どの場所に出ているか。かゆがるか
  • 汗をかく状況(部屋の温度、着ているもの、おむつの中かどうか)
  • あせもか、乳児湿疹か、ほかのものか
  • 薬が出たときは、塗る量と、塗る期間

汗を洗い流す日のお風呂に

汗をかいた日は、お風呂で洗い流す日です。&UTA のボディソープは、きめ細かい濃密な泡が立ち、泡切れのよいソープです。新生児から大人まで、家族みんなで使えます。泡の立て方と力加減は「ベビーソープの泡の作り方と、洗うときの力加減」に、お風呂全体の流れは「赤ちゃんの洗い方の基本」にあります。

洗ったあとのうるおいには、ミルクローションを。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合しています。肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。つくった理由は、ストーリーに書いています。

よくある質問

あせもは、どんな見た目?

岡山大学病院の資料では、かゆみのある小さな赤いブツブツの「紅色汗疹」が、あせものほとんどを占めます。白っぽい小さな水ぶくれがたくさんできて、かゆみがないタイプもあり、数日で自然に治るとされています。

あせもは、病院に行ったほうがいい?

大田区の資料は、かゆみが強いとき、発疹が増えてきたときは受診するとしています。中津川市の資料は、皮膚がこわれたように腫れて表面がでこぼこしているとき、ジュクジュクと汁が出るときをあげています。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. 岡山大学病院 薬剤部(2021)薬の窓口 No.328(あせも)
  2. 函館市(2018)子育てサポート情報通信 No.46 赤ちゃんの肌トラブルの予防とケア
  3. 大田区 保育サービス課(2026)令和8年5月 健やか子育てだより「あせもととびひ」
  4. 中津川市(—)赤ちゃんの皮膚の病気
  5. 大阪市(旭区の子育て冊子)(2014)(4)おむつのあて方(冊子 わくわく)
  6. 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024

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肌と成分赤ちゃんのあせも、できやすい場所は? 首・わき・ひじやひざの内側・おむつの中赤ちゃんのあせもは、首まわり、わき、ひじやひざの内側、背中、おむつでおおわれた部分など、汗がたまりやすい場所にできやすくなります。場所ごとの理由と、ふだん見るところ、ふき方・着せ方の工夫を、岡山大学病院や自治体が公開している資料でまとめました。

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