- 書いた人
- 駒木 綾乃
- 最終更新

あせもは、汗の出口がつまって、汗が皮膚の中にたまってできる小さなブツブツです。赤いあせもと白いあせもの見た目、できやすい理由、汗をかく季節の服・部屋・お風呂の過ごし方、受診の目安、医師に聞くことを、公開されている資料をもとに、順にまとめました。
この記事の内容
あせもとは? 汗の出口がつまってできるブツブツ
あせもは、汗疹ともよばれ、汗をたくさんかいたあとにできやすい吹き出物です[1]。汗を出す管がつまり、汗が皮膚の中にたまることで起こります[1]。日本皮膚科学会などのガイドラインにも、汗の管がふさがって赤い小さなブツブツが多くできる病気で、乳幼児や汗の多い人に出やすいとあります[6]。
函館市の資料は、汗が多すぎて汗の出口がつまることが原因で、汗をかきやすい部分や汗のたまりやすい部分に、赤や白の細かいブツブツができ、チクチクしたかゆみが出ると書いています[2]。
あせもの見た目:赤いあせもと、白いあせも
岡山大学病院の資料は、あせもを汗がたまる場所の深さで、3つに分けています[1]。資料にある3つのうち、まず2つです。
- 赤いあせも(紅色汗疹)。
かゆみのある、小さな赤いブツブツ。乳児に出やすく、あせもの症状のほとんどはこれ[1] - 白いあせも(水晶様汗疹)。
白っぽい小さな水ぶくれがたくさんできる。かゆみなどはなく、数日のうちに自然に治る[1]
3つめの「深在性汗疹」は、皮膚が丘のように盛り上がり、汗が体の外へ出にくくなるタイプで、広い範囲に出ると体温を調節しにくくなり、熱中症を起こすことがあると資料にあります[1]。気になる広がり方のときは、医師に診てもらいます。
あせもと乳児湿疹の見分け方は、別の記事にまとめました。「あせもと乳児湿疹の違いは?」へ。
赤ちゃんに、あせもができやすい理由
汗をつくる汗腺の数は、大人も子どももほぼ同じです。子どもは体が小さいので、小さな面積に汗腺が集まっていて、たくさん汗をかきます[1]。皮膚のバリア機能もまだ育ちきっておらず、汗をかいたあとに放っておくと、あせもなどの皮膚トラブルになりやすい、と岡山大学病院の資料にあります[1]。
中津川市の資料は、お腹の中で守られていた赤ちゃんは、汗腺の開け閉めがまだ十分にできないこと、体温を調節している太い血管のある部分(首・脇・肘や膝の内側)に汗をかくこと、汗腺が完成するのは3歳ごろであることをあげています[4]。
どこにできやすいかは「あせもができやすい場所:首・わき・背中・おむつの中」にあります。

汗をかく季節の過ごし方
あせもの予防は、肌を清潔に保つことが基本だと、岡山大学病院の資料にあります[1]。過ごし方は、次の5つです[1][2][3][4]。
- 部屋を涼しく。
エアコンや扇風機で、涼しい環境にする。ただし直接、風が当たらないように。温度は下げすぎない(函館市・中津川市の資料)。[2][4] - 汗をかいたら、すぐふく・着替える。
こまめに汗をふく。着替えるか、シャワーで流す。ふくときは、こすらない(函館市・中津川市の資料)。[2][4] - 汗を吸う服にする。
綿など、汗を吸って風を通す肌着や服を選ぶ。脇の下をカバーできるTシャツ型の肌着がよい、と中津川市の資料にある[4] - 着せすぎない。
汗ばまない程度の薄着がよい。えり首に手を入れて、汗ばんでいないか確かめる。生後1か月までは大人より1枚多く、2〜3か月ごろは大人と同じくらい、4か月ごろからは大人より1枚少なめが、大阪市の冊子のめやす。[5] - 爪を短く切る。
かいても傷ができにくいように、爪を短くしておく(岡山大学病院・大田区の資料)。[1][3]
中津川市の資料は、脇の下に汗をかいていたら、暑いサインだとも書いています[4]。
ほうっておくと、とびひになることも
あせもをかいて傷になり、そこに細菌が入ると、「とびひ」(伝染性膿痂疹)になることがあります[3][4]。大田区の資料は、とびひは、虫刺されやあせもをかいてできた傷に細菌が感染して、ジクジクしてくるもので、触った手で別の場所を触ると、広がると説明しています[3]。また、岡山大学病院の資料は、汗を大量にかく状態が続くと、あせもが湿疹になったり、かくことで細菌感染が起こって、とびひに進むことがあるとしています[1]。
だから、かゆがっているときは、早めに汗を流して、爪を短くしておきます[3][1]。
受診の目安
受診を考える目安は、資料によって書き方がちがいます[3]。
- 大田区の資料:
かゆみが強いとき、発疹が増えてきたとき(受診をする[3]) - 中津川市の資料:
皮膚がこわれたように腫れて、表面がでこぼこしているとき。ジュクジュクと汁が出るとき(早めの対処が大切、とも書かれている[4]) - 岡山大学病院の資料:
症状が重いとき、なかなか治らないときは、皮膚科を受診する[1] - 函館市の資料:
赤みがなかなか引かないときは、皮膚科を受診する[2]
とびひになったら、大田区の資料は、受診するとしています[3]。発熱、発疹が増える、水ぶくれができる、といったときです。

医師に聞くこと
- いつから、どの場所に出ているか。かゆがるか
- 汗をかく状況(部屋の温度、着ているもの、おむつの中かどうか)
- あせもか、乳児湿疹か、ほかのものか
- 薬が出たときは、塗る量と、塗る期間
汗を洗い流す日のお風呂に
汗をかいた日は、お風呂で洗い流す日です。&UTA のボディソープは、きめ細かい濃密な泡が立ち、泡切れのよいソープです。新生児から大人まで、家族みんなで使えます。泡の立て方と力加減は「ベビーソープの泡の作り方と、洗うときの力加減」に、お風呂全体の流れは「赤ちゃんの洗い方の基本」にあります。
洗ったあとのうるおいには、ミルクローションを。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合しています。肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。つくった理由は、ストーリーに書いています。
よくある質問
あせもは、どんな見た目?
岡山大学病院の資料では、かゆみのある小さな赤いブツブツの「紅色汗疹」が、あせものほとんどを占めます。白っぽい小さな水ぶくれがたくさんできて、かゆみがないタイプもあり、数日で自然に治るとされています。
あせもは、病院に行ったほうがいい?
大田区の資料は、かゆみが強いとき、発疹が増えてきたときは受診するとしています。中津川市の資料は、皮膚がこわれたように腫れて表面がでこぼこしているとき、ジュクジュクと汁が出るときをあげています。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 岡山大学病院 薬剤部(2021)薬の窓口 No.328(あせも)
- 函館市(2018)子育てサポート情報通信 No.46 赤ちゃんの肌トラブルの予防とケア
- 大田区 保育サービス課(2026)令和8年5月 健やか子育てだより「あせもととびひ」
- 中津川市(—)赤ちゃんの皮膚の病気
- 大阪市(旭区の子育て冊子)(2014)(4)おむつのあて方(冊子 わくわく)
- 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024
NEXT
次に読む
肌と成分赤ちゃんのあせも、できやすいRELATED
あわせて読みたい
肌と成分あせもと乳児湿疹の あせもは、汗の出口がつまってできる小さなブツブツで、首・わき・ひじやひざの内側など汗のたまるところに出ます。乳児湿疹は、生後まもなくから頭や顔に出ることが多い湿疹の呼び名です。できる場所と時期の違い、家でできること、受診の目安を、公的な資料の言葉どおりにまとめました。違いは? 見分け方と、 家でできること・ 受診の 目安
肌と成分ベビーソープの泡の ベビーソープの泡は、石けんを少しのお湯で泡立てて、逆さにしても落ちないくらいのきめ細かさが目安です。ネットを使う方法とビニール袋を使う方法、泡で出るポンプ式の使い方、泡をのせて手でなでる洗い方と力加減、すすぎとふき方まで、東京都と京都府などの資料でまとめました。作り方は? きめ細かい 泡と、こすらない 洗い方
肌と成分赤ちゃんの洗い方まとめ 沐浴から入浴まで、毎日のお風呂の流れ
GROUPS