- 書いた人
- 駒木 綾乃
- 最終更新

赤ちゃんのあせもは、首まわり、わき、ひじやひざの内側、背中、おむつでおおわれた部分など、汗がたまりやすい場所にできやすくなります。場所ごとの理由と、ふだん見るところ、ふき方・着せ方の工夫を、岡山大学病院や自治体が公開している資料でまとめました。
この記事の内容
あせもができやすい場所は、汗がたまって、むれやすいところ
赤ちゃんのあせもは、汗をかきやすく、むれやすいところにできやすくなります[1]。岡山大学病院の資料の図では、次の場所が「汗をかきやすくムレやすい部位」としてあげられています[1]。
- 首まわり
- ひじの内側
- ひざの裏側
- 背中
- お腹まわり
- おむつでおおわれている部分
大田区の資料は、顔や首まわり、肘、膝うらなど、汗をかきやすい場所に、赤い小さなぶつぶつができてかゆくなると書いています[3]。函館市の資料も、汗をかきやすい部分、汗のたまりやすい部分に赤や白のブツブツが出るとしています[4]。
あせも全体の見方は「あせも(汗疹)とは? 赤ちゃんの見分け方と、汗をかく季節の過ごし方」にまとめています。
なぜ、その場所に汗をかくのか
中津川市の資料は、体温を調節している太い血管のある部分、つまり首・脇・肘や膝の内側に、赤ちゃんは汗をかくと書いています[2]。赤ちゃんは、お腹の中で守られていたので、毛穴や汗腺の開け閉めが、まだ十分にできません。体は小さいのに、大人と同じ数の汗腺があるので、汗をたくさんかきます[2]。
岡山大学病院の資料も、子どもは体が小さいので、小さな面積に汗腺が集まっていて、たくさん汗をかくと説明しています[1]。

場所ごとの見るところと、ふだんの工夫
| 場所 | 見るところ | 工夫(資料にあるもの) |
|---|---|---|
| 首まわり | くびれの中が赤くないか | 汗をかいたら、こすらずにふく。こまめに着替える・シャワーで流す |
| わき | 汗ばんでいないか | 脇の下をカバーできるTシャツ型の肌着にする |
| ひじ・ひざの内側 | 曲げたところの赤み | 汗をかいたら、さっとシャワーで流す |
| 背中 | えり首に手を入れて、汗ばんでいないか | 汗ばまない程度の薄着にする |
| おむつの中 | おむつがあたるところの赤み | おむつをこまめに替える |
| 額・首元 | 髪がかかるところ | 髪を結ぶ、髪留めでとめる |
表の内容は、岡山大学病院、中津川市、大阪市の資料にあります[1][2][5]。
首・わき・ひじとひざの内側
この3か所は、中津川市の資料が「汗をかく場所」としてあげている、体温を調節している太い血管のある部分です[2]。工夫として、同じ資料は、昼寝のあとなど汗をかいたら、さっとシャワーで洗い流すこと、ふくときはこすらないことをあげています[2]。衣服は、汗を吸収しやすい木綿などを選び、脇の下をカバーできるTシャツ型の肌着や洋服がよい、ともあります[2]。
函館市の資料も、汗をかいていないかをこまめにチェックして、汗をかいていたらすぐふくこと、夏場はこまめな着替えやシャワーで汗を流すことを勧めています[4]。
背中・お腹まわり
背中やお腹まわりは、服の下で汗がたまっても、見えにくい場所です。大阪市の冊子は、赤ちゃんの肌が汗ばまない程度が、よい着せ方だとして、えり首に手を入れて汗ばんでいないか確かめるよう書いています[5]。着せ方のめやすは、生後1か月まで大人より1枚多く、2〜3か月ごろまで大人と同じくらい、4か月ごろから大人より1枚少なめです[5]。

おむつの中
岡山大学病院の資料は、おむつでおおわれている部分を、むれやすい部位にあげています[1]。乳幼児の場合は、おむつをこまめに取り替えるようにと、同じ資料にあります[1]。中津川市の資料は、おむつかぶれの対処として、おむつ(おむつカバー)には通気性のよい、やわらかいものを選ぶこと、おむつ替えのときは、お尻が乾くまであてないことをあげています[2]。
おむつの中の赤みは、あせもではなく、おむつかぶれのこともあります。見方は「おむつかぶれの見分け方と、おしりのふだんのケア」にまとめています。
額・首元:髪がかかるところ
岡山大学病院の資料は、髪の毛がかかる額や首元も、あせもができやすいところとしています[1]。汗をかく時期には、髪を結ったり、髪留めでとめたりする工夫をあげています[1]。また、素肌につけるアクセサリー類も、あせもを助長することがあるので注意する、とあります[1]。
見つけたら
できやすい場所が分かると、毎日のお風呂やおむつ替えのときに「ここを見る」と決められます。赤みが続くとき、ひどくなるときの受診の目安は、「あせも(汗疹)とは?」の「受診の目安」にまとめています。
あせもと乳児湿疹の見分け方は「あせもと乳児湿疹の違いは?」にあります。
汗を洗い流す日のお風呂に
汗をかいた日は、お風呂で、首のくびれ、わき、ひじやひざの内側まで、ていねいに洗い流します。&UTA のボディソープは、きめ細かい濃密な泡が立ち、泡切れのよいソープです。新生児から大人まで、家族みんなで使えます。洗う場所と順番は「赤ちゃんの洗い方の基本」に、泡の立て方は「ベビーソープの泡の作り方と、洗うときの力加減」にあります。
洗ったあとのうるおいには、ミルクローションを。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合しています。肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。つくった理由は、ストーリーに書いています。
よくある質問
赤ちゃんのあせもは、どこにできやすい?
岡山大学病院の資料の図では、首回り、ひじの内側、ひざの裏側、背中、お腹まわり、おむつでおおわれている部分などが、汗をかきやすくむれやすい部位としてあげられています。
なぜ首やわきなどにあせもができやすい?
中津川市の資料は、体温を調節している太い血管のある部分(首・脇・肘や膝の内側)に汗をかくためとしています。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 岡山大学病院 薬剤部(2021)薬の窓口 No.328(あせも)
- 中津川市(—)赤ちゃんの皮膚の病気
- 大田区 保育サービス課(2026)令和8年5月 健やか子育てだより「あせもととびひ」
- 函館市(2018)子育てサポート情報通信 No.46 赤ちゃんの肌トラブルの予防とケア
- 大阪市(旭区の子育て冊子)(2014)(4)おむつのあて方(冊子 わくわく)
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