- 書いた人
- 駒木 綾乃
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赤ちゃんの紫外線対策は、塗る前に、帽子・服・日陰・ベビーカーの日よけで覆うのが基本です。環境省のマニュアルと米国小児科学会の資料をもとに、帽子のつばの広さ、服の生地と色、日陰の注意点、暑さとの両立、場面ごとの使い分けを、順に整理しました。選ぶときの手がかりにしてください。
この記事の内容
帽子は、つばの広さで選ぶ
赤ちゃんの紫外線対策は、日焼け止めを塗る前に、帽子・服・日陰で覆うところから始まります。環境省のマニュアルは、紫外線の強い時間帯を避けたうえで、日陰を使い、日傘や帽子を使い、衣服で覆い、サングラスをかけ、日焼け止めを上手に使う、という順で対策を挙げています[1]。日焼け止めは、最後に挙がっています。
帽子は、つばの広さがポイントです。環境省のマニュアルによると、帽子をかぶると、眼に入る紫外線は20%ほど減ります。麦わら帽子のように幅の広いつばのある帽子は、より大きな効果があります[1]。
米国小児科学会は、顔、耳、首のうしろまで守れるよう、ぐるりと3インチ(約7.6cm)のつばがある帽子をすすめています[2]。
夏の日中のように日差しが強いときは、日傘も効果的です。紫外線を防ぐ機能を高めた日傘もあります[1]。
ただし、帽子は万能ではありません。帽子や日傘は、太陽からの直接の紫外線は防げますが、大気中で散らばっている紫外線までは防げません[1]。日陰やベビーカーの日よけと組み合わせて使います。
服は、生地の目の詰まり方と色を見る
環境省のマニュアルは、服について、次のように書いています。
- 袖が長く、襟のあるシャツ。
体を覆う部分が多いほど、首、腕、肩を守れます[1] - しっかりした織目・編目の生地。
皮膚に届く紫外線を減らすには、目の詰まった生地を選びます。生地を透かして太陽を見ると、目の詰まり方がわかります[1] - 色は濃いほうが、紫外線を通しにくい。
ただし、熱を吸収しやすくもなるため、無理のない範囲で選びます[1]
赤ちゃんの外出について、マニュアルは、薄い長袖を着せるようにすすめています[1]。米国小児科学会も、涼しくて着心地のよい、体を覆う服(軽い綿の長袖シャツや長ズボンなど)を選ぶよう書いています[2]。
目の詰まった服は暑くなりがちです。通気性や吸湿性が悪いと熱中症のおそれがあるため、無理なく着られるものを選びます[1]。

日陰とベビーカーの日よけは、「直接」を防ぐ
日陰は、木の下、パラソル、ベビーカーの日よけで作れます。米国小児科学会も、そのような日陰を探すよう書いています[2]。
ここで気をつけたいのは、日陰でも紫外線は浴びている、ということです。私たちが浴びる紫外線には、太陽から直接届くもの、空気中で散らばったもの、地面や建物ではね返ったものがあります[1]。直接日光のあたらない日陰でも、紫外線はあたっています[1]。
だからこそ、日陰に加えて、帽子と服でも覆います。紫外線の強い時間帯(UVインデックス3以上)を避けることも大切です。UVインデックスは、気象庁が翌日の予測を公表しています[1]。日差しの強い9時〜15時ごろを避け、朝夕の涼しい時間に出かけるよう、環境省のマニュアルは書いています[1]。
暑さとの両立:地面に近いほど暑い
覆うほど暑くなる、という心配もあります。環境省の熱中症の講習会資料によると、夏は地面に近いほど気温が高く、大人と幼児の高さでは2〜3℃違うことがあります[3]。乳幼児は、自分で十分に意思表示ができません。まわりの大人が気をつけます[3]。
帽子や服で覆うときは、通気性のよいものを選び、日陰や涼しい場所での休けいを入れながら過ごします。
場面ごとの使い分け
- 朝夕の散歩。
帽子と、薄手の長袖。日陰のある道を選びます[1] - 公園で遊ぶ。
木かげにマットをしいて、帽子をかぶります。長く遊ぶときは、日陰で休む時間を入れます - 夏の日中の外出。
日差しの強い時間帯は避けるのが第一です。外出が必要なときは、帽子、薄手の長袖、日傘やベビーカーの日よけを重ね、涼しい場所で休みながら過ごします[1] - 買い物や短い用事。
帽子とベビーカーの日よけで足ります。日焼け止めは、覆えないところに使うものです[1]
覆いきれない部分に日焼け止めを使うときの月齢の目安は「赤ちゃんの日焼け止めは、いつから使える?」に、選び方は「赤ちゃんの日焼け止めの選び方」にまとめました。外出の全体像は「赤ちゃんの外出、紫外線と虫はどう気をつける?」を読んでみてください。

外から帰ったあとの、洗うことと保湿
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よくある質問
赤ちゃんの帽子は、どんなものがいい?
環境省のマニュアルは、麦わら帽子のように幅の広いつばのある帽子が、より大きな効果があるとしています。米国小児科学会は、顔、耳、首のうしろを守れるよう、ぐるりと3インチ(約7.6cm)ほどのつばがある帽子をすすめています。
日陰にいれば、紫外線は防げる?
日陰でも紫外線は浴びています。紫外線には、太陽から直接届くもののほか、空気中で散らばったものや、地面や建物ではね返ったものがあるためです(環境省のマニュアル)。日陰に加えて、帽子や服でも覆うと安心です。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
