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- 駒木 綾乃
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冬の暖房で空気が乾くと、赤ちゃんの部屋の湿度が気になります。目安は、厚生労働省が示す50〜60%前後です。暖房の風の向き、加湿の上げすぎ、加湿器や暖房器具のやけどの注意、換気のしかたまで、国と自治体の資料をもとに、順にまとめました。冬の保湿の前に、部屋を整えます。
この記事の内容
冬の赤ちゃんの部屋の湿度は、50〜60%前後が目安
冬は、暖房で空気が乾きやすい季節です。赤ちゃんのいる部屋の湿度は、どれくらいにしておけばよいのでしょうか。
厚生労働省のインフルエンザQ&Aは、空気が乾燥すると気道の粘膜の防御機能が下がるとして、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的としています[1]。
大田区の「赤ちゃんのための室内環境」は、冬の室温の目安を20〜25℃、湿度は50%前後としています。温湿度計で室内の様子を確かめ、調整するようすすめています[3]。
事務所や商業施設などの建物には、建築物衛生法の基準があります。空気環境の基準は、温度が18℃以上28℃以下、相対湿度が40%以上70%以下です[2]。家庭の基準ではありませんが、湿度は、低すぎても高すぎても好ましくない、という目安になります。
暖房の風は、赤ちゃんに直接当てない
大田区の資料は、暖房の風が赤ちゃんの体に直接当たらないよう、風向きに注意するように書いています。暖房をつけていると、風によって肌や粘膜が乾燥し、体調を崩す原因になることがあるためです[3]。
エアコンの吹き出し口の向きを変えたり、赤ちゃんの寝る場所を風の通り道から外したりして、風が直接当たらないようにします。建築物衛生法の基準にも、気流(風の速さ)は毎秒0.5m以下、という項目があります[2]。
室温の目安は、さきほどの20〜25℃です。温湿度計の数字を見ながら、暖房の強さと加湿を調整します。

加湿のしかたと、上げすぎないこと
湿度を上げるには、加湿器を使うのが手軽です。使うときは、湿度計を見ながら、50〜60%前後になるようにします。湿度の上限として、建築物衛生法の基準は70%です[2]。
湿度を上げすぎないためにも、換気が役に立ちます。大田区の資料は、室内の化学物質や、ダニ、カビを防ぐために、定期的な換気をすすめています[3]。
暖房器具と加湿器のやけどに注意
冬の部屋には、暖房器具と加湿器が並びます。消費者庁は、これらでの子どものやけどに、くり返し注意を呼びかけています[4]。
- 子どもの手が届かないところに置く。
床に置くタイプの暖房器具や加湿器は、子どもの手が届かない場所に置くか、安全柵などで囲みます[4] - 蒸気の出る加湿器は、蒸気や熱湯でやけどをする。
加湿器から出る蒸気に触れたり、加湿器を倒して熱湯を浴びたりして、やけどをすることがあります[4]。買うときは、高温の蒸気への対策がされているものや、倒れても熱湯がこぼれにくいものを検討します[4] - 低温やけどにも注意。
子どもは大人より皮膚が薄く、やけどのダメージが皮膚の奥深くまで届くおそれがあります[5]。さほど高温でなくても、長く触れていると低温やけどになることがあります[5]。湯たんぽや電気カーペットは、長時間の使用を避けます[4]
やけどをしてしまったら、すぐに10分以上冷やします。刺激を避けるため、容器にためた水で冷やすか、水道水やシャワーを直接当てないようにします。市販の冷却シートは、やけどの手当てには使えません[4]。
換気は、短く、2か所の窓で
暖房や加湿をしていても、換気は欠かせません。大田区の資料は、2つ以上の窓を半分ほど開け、3〜5分ほど換気する方法が効果的としています[3]。
同じ基準には、二酸化炭素の濃度が1000ppm以下、という項目もあります[2]。人のいる部屋は、空気がこもりやすい、ということです。換気のあとは、室温と湿度を見て、必要なら調整します。

お風呂あがりの保湿と、乾燥の季節
部屋の環境を整えたうえで、毎日の保湿も続けます。保湿剤の種類や量、塗るタイミングは「赤ちゃんの保湿はなぜ必要? 大人とちがう肌のしくみと、保湿のしかた」に、毎日の洗い方は「赤ちゃんの洗い方まとめ:沐浴から入浴まで、毎日のお風呂の流れ」にまとめています。保湿剤の種類の違いは「赤ちゃんの保湿剤の種類:ローション・クリーム・軟膏、どう違う?」にあります。
夏から秋の外出の肌の守り方は「赤ちゃんの外出、紫外線と虫はどう気をつける?」にまとめました。
&UTA は、「洗って、うるおす。この2つで、毎日。」のスキンケアです。ボディソープは、クリーミーな濃密泡です。新生児から、家族みんなで使えます。汚れを落とし、皮膚を清浄にします[6]。洗ったあとは、ミルクローションで保湿を。乳酸菌(エンテロコッカスフェカリス)を配合した弱酸性のローションで、皮膚にうるおいを与え、乾燥を防ぎます[6]。
よくある質問
冬の赤ちゃんの部屋の湿度は、何%がいい?
厚生労働省のインフルエンザQ&Aは、乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、湿度50〜60%を保つことを挙げています。大田区の資料は、冬の室温の目安を20〜25℃、湿度は50%前後としています。温湿度計で測って調整します。
暖房の風は、赤ちゃんに当てても大丈夫?
大田区の資料は、暖房の風が赤ちゃんの体に直接当たらないよう、風向きに注意することをすすめています。暖房時は、風によって肌や粘膜が乾燥し、体調を崩す原因になることがあると説明されています。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 厚生労働省(2024)令和6年度インフルエンザQ&A(令和6年11月7日版)
- 厚生労働省(—)建築物環境衛生管理基準について
- 大田区(2021)赤ちゃんのための室内環境(生活衛生課 環境衛生担当)
- 消費者庁(2021)子ども安全メール Vol.572 暖房器具やスチーム式加湿器でのやけどに注意!
- 消費者庁(2023)子ども安全メール Vol.641 油断大敵! 暖房器具によるやけどにご注意ください
- 厚生労働省(2011)化粧品の効能の範囲の改正について(薬食発0721第1号)
