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JOURNAL赤ちゃんの保湿はいつまで続ける? やめどきの考え方
- 書いた人
- 駒木 綾乃
- 最終更新

赤ちゃんの保湿は、年齢で一律に区切るより、肌の様子と季節を見ながら続けるかどうかを決めます。湿疹がきれいになったあとも保湿を続けるとしている学会や公的機関の資料と、季節ごとの使い分け、やめどきの見方をまとめました。迷うときは、主治医に聞いてください。
この記事の内容
保湿のやめどきは、年齢より肌の様子で考える
保湿はいつまで続けるのか。「何歳まで」と区切りを知りたくなりますが、資料に出てくるのは、年齢ではなく、肌の様子と季節です。
学会や公的機関の資料が書いているのは、むしろ「続ける」ほうです。次の2つです。
- 日本アレルギー学会のQ&Aは、症状が見えなくなっても、完全には治っていないかもしれないので、治療を途中でやめないようにと書いています。保湿のケアも「続けます」としています[1]。
- 環境再生保全機構のQ&Aは、治療をして皮膚がきれいになったあとでも、保湿を続けるとしています[2]。
これは、湿疹の治療をしてきた子についての資料です。そうでない子の場合も、赤ちゃんの肌がどう育つかを知ると、考えやすくなります。
赤ちゃんの肌は、1歳ごろまで育っている途中
中津川市の資料は、赤ちゃんの皮膚は大人の1/2〜1/3くらいの薄さで、生後3か月以降は皮脂の量が減り、水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい状態だと説明しています[4]。
研究では、赤ちゃんの角層(肌のいちばん外側の層)が、水分をためて動かすしくみが大人と同じようになるのは、1歳を過ぎてからだとされています[5]。くわしくは「赤ちゃんの保湿はなぜ必要?」に書きました。
つまり、生まれて1年ほどは、肌が育っている途中の時期です。この時期は、毎日の保湿を習慣にしておきたい時期です。

季節で形を変えながら、続ける
保湿は、季節によって、使うものや量を変えます。北療育医療センターの資料は、保湿目的の使い分けとして、温度が高い夏はローション、春秋はクリーム、乾燥する冬はワセリンが好まれる、と書いています[3]。部屋の温度や湿度、使う人の状態によって使い分けるともあります。
同じ資料は、保湿クリームの使い方のポイントは、毎日続けることだとしています[3]。
形のちがいは「ローション・クリーム・軟膏、どう違う?」に、回数は「保湿は1日に何回、いつ塗る?」にまとめています。
やめどきを考えるときに見ること
やめるかどうかは、次の順で見ます。
- いまの肌が落ち着いているか。
カサカサして赤い、かゆそうにしている、などの様子がないか。中津川市の資料にある乾燥性の湿疹は「カサカサ、赤くなる」ものでした[4]。 - 季節が、乾燥する時期でないか。
乾燥する冬は、ワセリンなど形を変えて続ける例があります[3] - 湿疹の治療をしてきたか。
治療をしてきた子は、皮膚がきれいになったあとも保湿を続けるとされています[2]。
湿疹があるときや、薬を処方されているときは、保湿をやめる時期や、塗る量・場所は主治医の指示が先です。回数や量を変えたいときも、主治医に聞いてから決めます。
続けているあいだの基本
続けているあいだは、お風呂からあがってよくふいたら、できる限り間をあけずに塗ります。東京都のこども医療ガイドが書いているこの流れは、形や量を変えても同じです[6]。やめどきを決めるというより、肌が育つにつれて、量や形を自然に変えていく、と考えると楽になります。
医師に聞くこと
健診や受診のときに、次のことを聞いておくと、やめどきが決めやすくなります。
- いまの肌の状態で、保湿は何回が目安か
- 季節が変わったとき、形や量を変えたほうがよいか
- 回数を減らしてよいのは、どんな様子になったとき
保湿の基本の流れは「赤ちゃんの保湿のやり方まとめ」に、塗り方は「保湿剤の塗り方:こすらず、のせるように」にあります。
&UTA のミルクローションは、ローションのなかまです。弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合し、肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。顔にも、からだにも、生まれてすぐから使えます。つくった理由は、ストーリーに書いています。
よくある質問
湿疹がきれいになったら、保湿はやめていい?
環境再生保全機構のQ&Aは、治療をして皮膚がきれいになったあとでも、保湿を続けるとしています。日本アレルギー学会も、症状が見えなくなっても完全には治っていないかもしれないので、治療を途中でやめないようにとしています。
季節によって、保湿をやめてもいい時期はある?
北療育医療センターの資料では、夏はローション、春秋はクリーム、乾燥する冬はワセリンが好まれると書かれています。やめる時期ではなく、形を季節で変える例です。やめるかどうかは、肌の様子で見ます。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A
- 環境再生保全機構(2023)子どものアトピー性皮膚炎のスキンケアを見直そう!②(スキンケアQ&A)
- 東京都立北療育医療センター 薬剤検査科(2017)保湿剤(軟膏・クリーム、ローション)の使い方(2017.2版)
- 中津川市(—)赤ちゃんの皮膚の病気(資料2-⑦・2-⑧)
- Nikolovski J ほか(2008)Barrier function and water-holding and transport properties of infant stratum corneum are different from adult and continue to develop through the first year of life(Journal of Investigative Dermatology)
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド スキンケアのコツ
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