ジャーナル / 肌と成分 / はじめてのスキンケア
JOURNAL新生児の皮がむけるのは普通? 生後すぐの皮むけと、受診の目安
- 書いた人
- 駒木 綾乃
- 最終更新

新生児の皮むけ(落屑)は、生後数日のうちに手首や足首のしわなどに出ることが多く、MSDマニュアルでも新生児によくある変化として載っています。毎日のお風呂と保湿は続けてかまいません。赤みや水ぶくれ、熱があるときの受診の目安と、健診で聞くこともまとめました。
この記事の内容
新生児の皮むけは、生後数日のうちによくあること
生まれて数日たつと、赤ちゃんの肌が乾いて、薄い皮がむけてくることがあります。MSDマニュアルでは、新生児の身体の変化として「数日のうちに、乾燥や落屑(らくせつ)が生じることが多く、特に手首や足首のしわの部分によくみられます」と書かれています[1]。
見た目に驚いても、まずは落ち着いて、肌の様子を見てあげてください。
皮むけのあいだも、毎日のケアは同じ
国の母子健康手帳の案内では、新生児の時期は「毎日、皮膚を清潔に保つケアをしましょう」とされています[2]。皮むけがあるからといって、お風呂を休む決まりはありません。東京都こども医療ガイドも、体調が悪いときなどを除いて、毎日入れるようにするとしています[3]。
お風呂では、次の点を守ります。
- 石けんをよく泡立てて、手で洗う。
きめの細かい泡を使い、手でしっかり洗います[4] - タオルなどで強くこすらない。
むけかけた皮が気になっても、タオルなどで強くこすらないでください[4] - 石けんが残らないよう、よく流す。
洗ったあとは、泡が残らないよう、よく流します[4] - お湯は大人より少しぬるめ、10分以内。
温度の数字は「沐浴のお湯は何度?」に、手順は「沐浴の手順」にまとめています[3]。

洗ってふいたら、保湿をする
東京都こども医療ガイドは、入浴後、とくに冬の乾燥した時期は皮膚がカサカサすることがあるので、よくふいたあと、できるだけ間をあけずに、乾燥を防ぐクリームやローションを塗るとしています[5]。日本アレルギー学会も、肌をきれいに保つことと、しっかり保湿することが、肌の健康を保つ鍵だとしています[4]。
- ふくときは、押さえるようにふく
- ふいたら、時間をあけずに塗る
- すりこまず、手のひらでやさしく広げる
赤ちゃんの肌が大人とどう違うのかは「赤ちゃんの保湿はなぜ必要?」に、新生児期の洗う順番は「新生児のスキンケアはいつから?」にあります。
皮むけと見間違えやすいもの
「皮がむけている」と思った見た目が、別のものだったということもあります。
- 黄色いかさぶたのような皮。
生後1か月ごろから、頭や顔の皮脂の多いところに、黄色いかさぶたのようなものをつけた赤みが出ることがあります[6]。乳児脂漏性皮膚炎と呼ばれるものです - 赤い発疹。
生まれて24時間ほどで出る中毒性紅斑は、害がなく、7日から14日で消えると書かれています[1]。くわしくは「新生児の顔の赤いぶつぶつ」にあります - 湿疹やあせも。
見分け方は「あせもと乳児湿疹の見分け方」にまとめています

病院に相談する目安
東京都こども医療ガイドは、皮膚がむける症状は、とびひなどが進んだときにも出ると説明しています[7]。次のようなときは、早めにかかりつけの小児科に相談してください。
- 熱が出ている、水ぶくれが広がっている、皮膚が赤くなってむけてきた[7]
- 母乳やミルクをいつもより飲まない、熱があって元気がない、顔色が悪い[2]
- じゅくじゅくしている、赤みが広がっている、かゆがって機嫌が悪い
- 体全体に、小さな赤紫の点(点状出血)が出ている[1]
生まれたときから皮がむけていたり、むけ方が強くて心配なときも、1か月健診や小児科で見てもらうと安心です。
健診や受診のときに聞くこと
- いつから、どこの皮がむけているか(写真があると伝わります)
- お風呂は毎日入れてよいか、石けんは使ってよいか
- 保湿剤を塗ってよいか、どのくらいの量か
- 赤み・水ぶくれ・熱など、気をつける様子はどれか
&UTA が考える、洗うとうるおす
&UTA のスキンケアは、ボディソープとミルクローションの2つだけです。ボディソープは、きめ細かな泡で洗い、すすぎやすい泡切れのよいソープ。ミルクローションは、弱酸性で、ヒト由来の乳酸菌を配合し、肌になじんでうるおいを与え、乾燥を防ぎます。どちらも新生児から使えます。つくった理由は、ストーリーに書いています。
よくある質問
新生児の皮むけは、いつまで続く?
MSDマニュアルには、生まれて数日のうちに乾燥や皮むけが起こることが多いと書かれています。赤みやじゅくじゅく、熱などがなく、機嫌よく飲めているなら、毎日のお風呂と保湿を続けながら、健診や小児科で見てもらってください。
むけかけた皮は、はがしてもいい?
お風呂で、泡を使って手でやさしく洗い、ふくときは押さえるようにします。日本アレルギー学会は、きめの細かい泡を使って手で洗い、タオルなどで強くこすることを避けるよう案内しています。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- MSDマニュアル家庭版(2024)新生児の身体診察(最終更新 2024年10月)
- こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(2025)新生児(生後約4週間までの赤ちゃん)
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド 沐浴のしかた-解説-
- 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド スキンケアのコツ-解説-
- 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024(日本皮膚科学会雑誌 134(11))
- 東京都保健医療局(—)東京都こども医療ガイド とびひ-解説-
NEXT
次に読む
肌と成分沐浴のRELATED
あわせて読みたい
肌と成分沐浴の手順 ベビーバスで赤ちゃんを洗う、1回分の流れを順番に
肌と成分赤ちゃんの保湿はなぜ 赤ちゃんの肌は、大人より角層がおよそ3割うすく、水分が出入りしやすい状態が1歳ごろまで続きます。だから、お風呂のあとの保湿がだいじです。研究でわかった赤ちゃんの肌の特徴と、毎日の保湿のしかたをまとめました。必要? 大人とちがう 肌のしくみと、 保湿のしかた
肌と成分新生児のスキンケアはいつから? 沐浴と 新生児のスキンケアは、退院したその日からの毎日の沐浴が基本です。お湯は38〜40℃を湯温計で測り、10分ほどで。低刺激の石けんをよく泡立てて洗い、よくすすいで、ふいたら保湿します。国や自治体が公開している目安をもとに、順番どおりにまとめました。保湿の やり方・ 順番
GROUPS