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- 駒木 綾乃
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赤ちゃんの日焼け止めの落とし方は、まず容器の説明を見ます。専用クレンジングと書かれたものは、その指示どおりに。石けんで落とせるものは、泡でやさしく、こすらずに洗います。すすぎ残しや保湿まで、環境省・日本皮膚科学会などの資料をもとに、順にまとめました。
この記事の内容
赤ちゃんの日焼け止めの落とし方は、容器の説明を先に見る
日焼け止めは、毎晩落とします。環境省のマニュアルは「毎晩一日の汚れを落とすように、日焼け止めも落としましょう」と書いています[1]。日本皮膚科学会も、落ちにくい製品もあるため、夜にはきちんと洗い落とすことが大切としています[2]。
落とし方は、日焼け止めによって違います。環境省のマニュアルによると、耐水性の高い日焼け止めなど一部のものには、説明文に「専用クレンジングで落としてください」と書かれています[1]。多くは、メーク落としを使って、やさしく洗うように書かれています[1]。これは、大人向けのものを含む、日焼け止め全般の説明です。赤ちゃん用につくられた日焼け止めは、その容器に書かれた落とし方に従います。
赤ちゃんに使うときは、まず容器やパッケージの説明を見ます。落とし方が書かれていれば、そのとおりにします。わからないときは、メーカーに問い合わせるか、小児科や皮膚科に相談してください。
クレンジングが要る日焼け止め、要らない日焼け止め
落とし方の違いは、日焼け止めの性質から来ます。
- 耐水性の高いもの。
海やプールなど、水に入るときに使うものです[1]。説明に、専用クレンジングで落とすように書かれていることがあります[1] - ふだんの外出用のもの。
洗濯物を干す、買い物をする、といった場面に使うものです。環境省のマニュアルは、このような場面には、それほど数値の高くない日焼け止めで十分としています[1]
赤ちゃんの毎日の外出では、時間帯をずらし、帽子と服で覆うことで、日焼け止めを使う範囲をせまくできます。塗る範囲がせまいほど、落とす範囲もせまくなります。塗る場面については「赤ちゃんの日焼け止めは、いつから使える?」に、種類の見分け方は「赤ちゃんの日焼け止めの選び方」にまとめました。

石けんで洗うときは、泡で包んで、こすらない
容器の説明に、石けんで落とせると書かれているときは、ふだんの洗い方と同じです。
- 石けんをよく泡立てる。
京都府の資料は、泡には皮ふの汚れをはがし取って包み込む働きがあり、クッションとなって摩擦による皮ふへの刺激を少なくするとしています[4]。逆さまにしても落ちないくらいの、きめ細かい泡が目安です - 手のひらでやさしく洗う。
泡をつけただけでは汚れは落ちないため、手でしっかり洗います。ごしごしこすらなくても、手のひらでやさしく洗うだけできれいになるとされています[4]。日本アレルギー学会も、タオルなどで強くこすることは避けるよう書いています[3] - 日焼け止めを塗った場所を、とくに丁寧に。
顔、首、腕、足の甲のように、日焼け止めを塗った場所を、泡で包みます。耳の裏や首のうしろも、忘れずに洗います
東京都のチラシは、きめ細かい泡を手でたっぷり作り、首、わき、耳の裏などもしっかり洗うよう書いています[5]。毎日の洗い方の流れは「赤ちゃんの洗い方まとめ:沐浴から入浴まで、毎日のお風呂の流れ」に、石けんで洗う回数の考え方は「赤ちゃんは毎日、石けんで洗わなくてもいい?」にあります。
すすぎ残しをなくす
日本アレルギー学会は、石けんが残らないように、よく流すよう書いています[3]。東京都のチラシでも、石けんの洗い残しがあると肌が荒れる原因になるとされています[5]。
日焼け止めを落とした日は、とくに、顔のまわり、首、耳の裏、わきを、ぬるま湯でよく流します。ふくときは、こすらずに包み込むように、タオルで押さえます[5]。
目のまわりに日焼け止めがついてしまったときは、湿らせた布で目と手をふくよう、米国小児科学会は書いています[6]。

塗った場所を思い出して、洗ったあとは保湿を
日本皮膚科学会は、日焼け止めを塗り忘れやすい場所として、顔のほか、うなじ、耳たぶ、胸、首、手の甲を挙げています[2]。落とすときも、同じ場所を思い出して、洗い残しがないようにします。
日焼け止めは、手や衣類にふれたり、汗をふいたりして落ちることもあります。落ちたと思ったらすぐに重ねて塗るか、2〜3時間おきに塗り直すよう、環境省のマニュアルは書いています[1]。塗り直した日は、落とす量も増えます。
洗ったあとは、すぐに保湿します[5]。保湿剤の種類や量は「赤ちゃんの保湿はなぜ必要? 大人とちがう肌のしくみと、保湿のしかた」にまとめています。
&UTA は、「洗って、うるおす。この2つで、毎日。」のスキンケアです。ボディソープは、クリーミーな濃密泡です。新生児から、家族みんなで使えます。汚れを落とし、皮膚を清浄にします[7]。洗ったあとは、ミルクローションで保湿を。乳酸菌(エンテロコッカスフェカリス)を配合した弱酸性のローションで、皮膚にうるおいを与え、乾燥を防ぎます[7]。
よくある質問
赤ちゃんの日焼け止めに、クレンジングは必要?
容器の説明に「専用クレンジングで落とす」と書かれているものは、その指示に従います。環境省のマニュアルによると、耐水性の高いものなど一部の日焼け止めにそう書かれています。説明にそう書かれていないときは、石けんの泡でやさしく洗います。
日焼け止めを落とすとき、こすってもいい?
こすらないほうがよいとされています。日本アレルギー学会のQ&Aは、タオルなどで強くこすることを避けるよう書いています。石けんをよく泡立てて、手のひらでやさしく洗います。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- 環境省(2020)紫外線 環境保健マニュアル 2020(2020年3月改訂版)
- 日本皮膚科学会(—)皮膚科Q&A 日焼け Q13 サンスクリーン剤の使い方
- 日本アレルギー学会(2024)アトピー性皮膚炎/Q&A(更新日 2024年6月7日)
- 京都府(2023)赤ちゃんのお肌のケアと離乳食(資料5-1)
- 東京都健康安全研究センター(出典:環境再生保全機構「すこやかライフ No.52」)(2019)アレルギーチラシ「皮膚を清潔に保ちましょう」
- 米国小児科学会(AAP)(2024)Sun Safety: Information for Parents About Sunburn & Sunscreen(HealthyChildren.org)
- 厚生労働省(2011)化粧品の効能の範囲の改正について(薬食発0721第1号)
