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JOURNAL出産準備は冬生まれ・夏生まれでどう変わる? 季節ごとに足すもの

書いた人
駒木 綾乃
最終更新
確認日
(赤ちゃんを迎える準備をしましょう(ひたちなか市))

生まれる季節で変わるのは、おもに部屋の温度の整え方と、服の素材・枚数です。室温の目安は、夏は26〜28℃、冬は20〜22℃です(ひたちなか市の資料)。冬は加湿と着るもので調節し、夏は風の当て方と汗への備えを足します。

この記事の内容

季節で変わるのは、部屋の温度と服

季節で変わるのは、部屋の温度の整え方、服の素材と枚数、外に出るときの備えです。沐浴の道具、おむつ、肌着、保湿は夏生まれでも冬生まれでもそろえます。出産前に何をそろえ、何をあとにするかは「出産準備で「いらなかったもの」は?」にあります。

季節ごとに足すものは次のとおりです。

季節 足すもの 根拠にした資料
冬 加湿の用意、スリーパーなど着るもので調節できるもの、室内外の温度差への備え ひたちなか市[1]、京都府[2]、こども家庭庁[4]
夏 風が直接当たらない置き場所、着替えと洗い替えの肌着、外出時の暑さ対策 大阪市住之江区[5]、茅ヶ崎市[7]、環境省[6]
春・秋 脱ぎ着で調節できる服 京都府[2]

ベビー服は季節に応じた素材を選ぶのもポイントです[1]。肌着は洗い替えを考えて最低でも5〜6枚、ベビー服は退院時と1か月健診用に何枚かあるとよいとされています[7]。どの季節でも、温湿度計を1つ置いておくと、部屋の状態を数字で確かめられます。

部屋の温度は何℃にする?

目安は夏が26〜28℃、冬が20〜22℃です[1]。資料によって数字が少し違います。

出典 夏 冬
ひたちなか市 26〜28℃が目安 20〜22℃が目安
京都府 冷房は28度くらいまで。25度以下には下げすぎない 暖房は20度前後。生まれたての赤ちゃんは23〜25度でもよい
こども家庭庁(新生児) — 自分で体温を調節しにくいので、なるべく20℃以下にならないようにする

出典:ひたちなか市[1]、京都府[2]、こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト[3]

基本的には、大人が過ごしやすい室温で問題ありません[1]。室温だけにこだわらず、赤ちゃんの体や手足が冷たくないか、汗ばんでいないかを確かめるようにします[2]。湿度は、60%くらいが適切です[2]。

数字を覚えるより、温湿度計を1つ置いて、赤ちゃんの手足と背中で確かめるほうが、どの季節でも使えます。温湿度計は出産前にそろえておけるものです。

木の床に置いた丸い温度計のふちに、小さな指でふれる赤ちゃんの手

冬生まれで足すもの

冬は、暖房と乾燥への備えが中心です。

  • 加湿。
    冬は乾燥するので、適宜加湿します[1]
  • 風の向き。
    エアコンの風が赤ちゃんに直接当たらないようにします[1]
  • 室内外の温度差。
    出入りの際に差が大きいと体温調節がうまくいかないため、室内外の気温差は5度以内にします[2]
  • 寝るときの温度は着るもので。
    1歳までは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で温度を調整します[4]

赤ちゃんの部屋の湿度は「冬の暖房と乾燥:赤ちゃんの部屋の湿度は何%がいい?」と「赤ちゃんの部屋の湿度と換気」にまとめています。

退院の日の服は季節に合わせて選びます。大阪医療センターの入院案内にも、退院時の赤ちゃんの洋服が持ち物に入っています[8]。

夏生まれで足すもの

夏は冷房の使い方と、汗への備えが中心です。

  • 風の当て方。
    冷房や扇風機の風が子どもに直接当たらないように、部屋が冷えすぎないように調節します[5]
  • 寝汗の着替え。
    寝汗で背中がびっしょりになったら着替えさせます。背中にタオルをはさんでおいて、そっと抜く方法もあります[5]
  • 肌着の洗い替え。
    夏は汗で着替える回数が増えます。茅ヶ崎市の資料は、肌着は洗い替えを考えて最低でも5〜6枚としています[7]

汗とあせもについては「赤ちゃんの汗対策:服の枚数と素材の選び方」と「赤ちゃんの寝汗は、どこまで普通?」にあります。

外に出るときは、夏は地面に近いほど気温が高く、大人の高さと幼児の高さでは2〜3℃違うことがあります。乳幼児は自分で十分に意思表示ができないので、周りの大人が注意します[6]。車の中は短時間でも子どもを置き去りにしません。真夏は5分程度でも車内の温度が急に上がります[6]。顔が赤く、ひどく汗をかいているときは、涼しい環境で十分休ませます[6]。

ベビーカーとチャイルドシートの暑さは「ベビーカー・抱っこひもで赤ちゃんが汗をかくとき」「チャイルドシートで赤ちゃんが汗だくになる夏」で書いています。

奥に白いベビーベッドが見える部屋で、いすの背にブランケットをかける妊婦

春と秋に生まれるときは?

春と秋は、日によって気温の差が大きい季節です。室温が一定でなくても、服をもう1枚着たり脱いだりして調節できます[2]。

いつまでに準備する?

妊娠中のトラブルに備えて、妊娠28週ごろにはそろえてまとめておくとよいとされています[1]。退院の日に使うものも季節に合わせて考えます。退院時にあると便利なものとして、ベビー服、肌着、おむつ、おくるみ、ママの洋服、チャイルドシートが挙がっています[1]。おくるみはバスタオルでも代用できるとされています[1]。季節の厚みに合わせて、バスタオルを使うか、おくるみを用意するかを選べます。

生まれる季節が決まっているなら、予定日の季節に合わせて、温湿度計、加湿の用意(冬)、風の向きを調節できる置き場所(夏)を、この時期に考えておきます。

肌まわりの準備は季節にかかわらず同じです。「出産準備リスト:沐浴・スキンケアで本当に要るもの」にまとめています。

よくある質問

冬生まれの赤ちゃんの部屋は、何℃にする?

ひたちなか市の資料は冬は20〜22℃を目安としています。京都府は暖房時は20度前後で、生まれたての赤ちゃんは23〜25度でもよいとしています。こども家庭庁は、新生児の部屋はなるべく20℃以下にならないようにとしています。

夏生まれの赤ちゃんの部屋は、冷房を何℃にする?

ひたちなか市の資料は夏は26〜28℃を目安としています。京都府は冷房時は28度くらいまでとし、25度以下に下げすぎないほうがよいとしています。どちらも、エアコンや扇風機の風が赤ちゃんに直接当たらないようにします。

この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。

参考にした資料

  1. ひたちなか市(2025)赤ちゃんを迎える準備をしましょう
  2. 京都府(—)子育てQ&A 部屋の温度と湿度
  3. こども家庭庁 母子健康手帳情報支援サイト(2025)新生児(生後約4週間までの赤ちゃん)
  4. こども家庭庁(2025)寝ている赤ちゃんのいのちを守るために(リーフレット)
  5. 大阪市住之江区 子育て支援室(2019)わくわく子育て『夏の夜を快適に!』(2019年7月号)
  6. 環境省(2014)日常生活における熱中症 子どもと高齢者の熱中症予防策(平成26年度 熱中症対策に係る地方自治体等担当者向け講習会資料)
  7. 茅ヶ崎市(—)助産師・保健師がおススメする出産準備グッズ
  8. 大阪医療センター(—)お産の準備