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- 駒木 綾乃
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化粧品の「天然由来」とは、植物や鉱物など、自然のものからつくられた原料のこと。数え方の国際規格や、業界のガイドラインで決まっている表示のしかた、成分表の見方を、薬機法管理者がまとめました。
この記事の内容
「天然由来」とは
化粧品の「天然由来」は、植物や鉱物など、自然のものからつくられた原料のことを指します。「天然由来100%」は、配合している原料がすべて、自然のものに由来していることを表しています。
化粧品の表示や広告は、薬機法という法律で、うそや大げさな表現が禁じられています[1]。そのうえで、「天然」「自然由来」といった言葉の数え方や表示のしかたには、国際規格や業界のガイドラインがあります。
「天然由来」の数え方 ── ISO 16128
数え方の目安として、国際規格の ISO 16128 があります[5]。化粧品の原料を「自然」「自然由来」「オーガニック」などに分けて定義し、製品の中にそれがどれだけ入っているかを計算する方法を決めたものです。
日本の化粧品の業界団体は、この規格にそって数字を表示するときのガイドラインを出しています[3]。
- 呼び方は「自然指数」「自然由来指数」など。「天然由来指数」とは書かない[4]
- 計算に水を含めたか、含めていないかを、数字のすぐ近くに書く
- 「ISO 16128 に準拠」と書く
- 表示は任意。すべての製品に書かれているわけではない
表示の例は「自然指数 92%(水 80%を含む)ISO 16128 準拠」のような形です。水は自然のものとして数えられるので、水が多い製品ほど、水を含めた指数は高くなります[3]。

規格そのものが決めていないこと
ISO 16128 は、数え方の規格です。その化粧品が「自然化粧品」か「オーガニック化粧品」かを判断するものではなく、安全性や品質を決めたものでもありません[3][5]。「植物由来成分○%」のような表示も、この規格の外にあり、会社の責任で判断することになっています[4]。
表示のときに、やってはいけないこと
業界のガイドラインには、表示や広告で避けることが書かれています。
- 「天然だから安全」と言わない。
「天然成分を使用しているので安全」「刺激が少ないです」といった表現はしない[2] - 「無添加」は、何を添加していないかを書く。
ただ「無添加」とだけ書くのは、何が入っていないのかわからず、不正確な表現になる[2] - 「自然」「オーガニック」の文字や数字だけを大きくしたり色を変えたりして、ほかより目立たせない[4]
自分で確かめるなら ── 全成分表示
化粧品には、使っている成分をすべて書く「全成分表示」が決まっています。配合量の多い順に並べ、1%以下の成分と色をつける成分は順番を問わない、というルールです[6]。
「天然由来○%」という言葉だけで選ばず、
- 数字の近くに、水を含めたかどうか・何にもとづく数字かが書いてあるか
- 全成分表示の最初のほうに、何が並んでいるか
を見ると、その製品の中身がつかみやすくなります。

&UTA の「天然由来100%」について
&UTA の商品にある「天然由来100%」は、配合しているそれぞれの原料について、原料メーカーが出している証明をもとにしています。 ひとつひとつの原料が、何からつくられたものかを確かめたうえで、「天然由来100%」と表示しています。
よくある質問
「天然由来100%」なら、肌にやさしい?
そうとは言えません。天然由来かどうかは、原料が何からできているかの話で、肌への刺激の少なさとは別のことです。業界のガイドラインでも「天然成分を使用しているので安全」「刺激が少ない」といった広告はしないことになっています。
「無添加」は何が入っていないの?
「無添加」にも共通の決まった意味はありません。業界のガイドラインでは、何を添加していないのかをはっきり書くことになっています。「○○無添加」の○○を見てください。
この記事は一般的な情報です。肌の症状が続くとき、気になるときは、医師にご相談ください。
参考にした資料
- e-Gov 法令検索(—)医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(第66条)
- 日本化粧品工業連合会(現・日本化粧品工業会)(2020)化粧品等の適正広告ガイドライン 2020年版
- 日本化粧品工業連合会(2018)ISO 16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示に関するガイドライン
- 日本化粧品工業連合会(2018)同ガイドライン Q&A
- ISO(2016)ISO 16128-1:2016 Cosmetics — Guidelines on technical definitions and criteria for natural and organic cosmetic ingredients and products — Part 1
- 厚生労働省(2001)化粧品の全成分表示の表示方法等について(医薬監麻発第220号・医薬審発第163号)
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